アイドルマスターシンデレラガールズ24話を見なおして思うこと
こんばんは。
今日はクリスマスイブですね。みなさんは誰とどんな時間をお過ごしでしょうか。私はといえば、料理して、レポート書いて、Twitterして、だいたいそんな感じです。辛いですね。
しかし、デレマスユーザーの方々、特に卯月Pの皆様にとっては今日という一日はなかなかに特別な一日だったのではないかと思います。というのも、本日12月24日は、アニデレ24話で卯月がライブでS(mile)ING!を歌う日だからです。
あくまで個人的にですが、毎年12月24日というのは、それはそれは憂鬱極まりない24時間だったのです。(詳細はこちら)だって、クリスマスイブですよ。オタクにとってはもう、縁もゆかりもないようなものじゃないですか。でも、アニデレのおかげで今年からは、全く別の意味を感じる24時間になりました。それぐらいに24話は私にとって大変印象深いものでした。
そんなわけで、今日はアニデレ24話あたりを見なおして思ったことをつらつら書きます。まだ見てない人は見ましょう。少なくとも私は、生涯の中でも3本の指に入るレベルで好きなアニメです。だから見てやってくださいほんと。いいから。
それでは本題に入ります。
そもそもの話なのですが、私は島村卯月というキャラクターがあんまりにもわからなかったんですよ。アニメ本編でも「がんばります」と言っているものの、でも実際どう頑張って、その頑張りがどこに出ているのかってなかなか描写されてなくって。モバマス時代もキャラクターとしてちらちら見かけることはあっても、二次創作の影響もあってか、「普通の女の子」以上の存在には見れなかったんですよ。
更に言うならば、デレマスに出てくるアイドルって基本的に個性が爆発しているため、その中にいる彼女は、私にとって、こう、立ち位置がよくわからないキャラクターだったんです。
アニメ本編が始まった後もこの思いはあまり変わらなくて。卯月は武内Pにオーディションでの選考理由を「笑顔」だと答えられたんですけど、ここもなにか苦しさを感じるところがありました。むりくりひねり出している気がして、雑にも感じられるところですよね。
でも、22話でその苦しさが本人から視聴する側に分かる形で出てきて。そして23話で、それを一人で抱え込んだまま、養成所まで戻って一人でひたすらレッスンするんですよ。もうこのシーンが本当に見てられなくなるぐらい辛かった。
それで、その後の23話の公園のシーン。あれって初見の時は、単純に自分の中で溜まっていた思いをニュージェネのメンバーに初めて話した瞬間だったんだと思ってたんですけど(この時点でも号泣していた)、冷静に見直すと、行動の理由を話しているシーンでもあったんですね。
卯月の周りのCPのメンバーは、アイドルとして次々に新しいものを見つけて、自分よりも先にどんどん進んでしまうんだけど、自分には何も残っていなくて、誰でもできる笑顔しか残っていない。でも、なんとかしたい。何とかしてちゃんとしたアイドルになりたい。それで悩んだ結果取った行動が、養成所に通い直すということだった。
悩んだすえに養成所に通ったということはつまり、卯月にとって養成所という場所は、アイドルになるために、自分の中にあるキラキラするものを探すために「がんばる」ことができる唯一の場所だったんじゃないでしょうか。だから、事務所でのレッスンじゃなくて、わざわざ養成所まで戻る必要があったんだと思います。
その後24話で、前にライブのスタッフをやった会場でプロデューサーに初めて自分が感じている怖さを話します。自分にはやっぱりなんにもないんじゃないかって、自分が怖いのだと話すんですけど。
このシーンって、一度しぶりんから「卯月にしかない笑顔がある」と明確な答えが言われているにもかかわらず、プロデューサーにもう一度話してるんですよね。これって冷静に考えると、アニメでわざわざ2度同じことをキャラクターに言わせてるとも取れるわけで、そう考えるとだいぶ無駄に時間を使っているように思えます。普通だったら端折ったっておかしくないぐらいです。
それでもこのシーンをわざわざ入れてきたのは、プロデューサーがステージ袖で卯月に迫った選択を入れたかったからだと思います。
この場にとどまり普通の女の子である島村卯月でいるのか、それとも可能性を信じてアイドルになろうと頑張る島村卯月でいるのか、改めて聞くと結構容赦無い聞き方だと思うんですが、それでもプロデューサーが卯月にこんな風に聞けたのは、プロデューサーが卯月がアイドルになれると信じていたからだと思います。このプロデューサーが担当アイドルを信じているという描写は、1期のちゃんみおの時からプロデューサー自身が成長したことを示すものでもあります。
そして、プロデューサーが信じているという描写自体は、卯月の周りがみんな卯月のことを信じていることを示す最後のシーンでもあって。
23話最後でしぶりんとちゃんみおが卯月のことを信じていることが分かって、その後24話前半でシンデレラプロジェクトの面々が、卯月のことを信じている事がわかって、そして最後に、プロデューサーも卯月のことを信じている事がわかって。これで、みんなが卯月を信じて待っていることが分かるんです。そしてここまできて、ようやく卯月は一歩前に進めるところまで来たんだと思います。
こうして書くととても焦れったいし、遠回りなアプローチしかない、なんともいじらしい感じがしますが、それでもこの問題は、卯月の中でしか解決できない問題だから、だからみんな、卯月のことを信じて待ってることしかできないんですよね。
そしてこれだけたくさんの仲間に信じてもらっても、そこで卯月本人が自分を信じないと前には進めなかった。それで、最後にライブ会場に走りながら入っていって、しぶりんとちゃんみおに泣きながら選んだ道を話すんです。
あの、わたしまだ、
まだ怖くて、
私だけの笑顔になれるかわからなくて、
でも、見てほしい
私、確かめたいんです
もし何かあるかもしれないなら
あるかわからないけど
でも……
信じたいから!
私も、キラキラできるって信じたいから!
このままは嫌だから……。
アニメ アイドルマスターシンデレラガールズ24話 ”Barefoot Girl.”より卯月のセリフ抜粋
もう、号泣。この時点で号泣。何回か見直してると、ライブのシーンよりこっちの方で号泣です。記事書くために見直してるんですけどまた泣いてる私。
そしてその後ステージにあがっていくわけですけど。もうこのシーンについては言及するべきではないと思うので、歌詞のリンクだけ貼っておきます。分かるだろ、わざわざ書かなくても。
あと、24話見た後にもう一回Shineの歌詞見るとそれはそれで泣けるので是非どうぞ。特に2番前半の「眩しかった微笑み」からサビまでが泣けます。良かったな卯月。良かった。がんばった。
思い返すと24話というのは、卯月という普通の女の子が、自分を信じてアイドルになった瞬間を描いていたものだったんだなぁと。あれだけ悩んだあと、その重い一歩を彼女が踏み出した瞬間が描かれているから、だからあんなにボロボロ泣けるのかな。いろいろ考えだすと止まらないですし、まだまだ見足りない気がするんですが、今日という日に合わせて記事を書いているので(現在時刻午後11時34分とギリギリだったりします)、これぐらいのクオリティで勘弁して下さい。
そんなアイドルマスターシンデレラガールズは、1巻から7巻がBlu-ray&DVDで発売中。
アイドルマスターシンデレラガールズ 8 (完全生産限定版) [Blu-ray]
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最新8巻は来月28日発売です。みんな買いましょう。
サンタを信じなくなり、現金を信じ始めた小4のクリスマス
こんばんは。
クリスマスも近い12月22日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。世間はメリークリスマスだジングルベルだなんだと盛り上がっていますが、この時期になると度々話題になるのが「サンタをいつまで信じていたか」という話。
みなさんはサンタクロースっていつまで信じていましたか。この問に対する答えには、きっといろんなドラマとか思いとかがあると思います。私もいろいろあったので、今日はそんな話を書いてみようと思います。
まずいきなり話が違うんですが、私は幼い頃からサンタクロースについて懐疑的でした。きっかけは私が幼稚園のときです。まだ同居していた父は私に向かってこう言いました。
「サンタはベランダからやってくる。だからベランダの窓の鍵を一緒に開けに行こう」
なるほど、さすが父だ。やっぱり大人はえらいんだな。とか考えて一緒に窓を開けに行ったのを今でも覚えています。でもその次の年はそんなこともせず、窓は閉めきりだったのにサンタはプレゼントを届けに来ました。この時点で私はサンタに対して懐疑的になっていました。
そして、私が明確にサンタクロースを信じなくなったのが小学4年の12月でした。確か学校で「未だにサンタを信じているのはダサい」みたいな、いかにも小学生男子がいいそうなことがきっかけだったんだと思います。それで、母親に「サンタっていないんでしょ」と聞いたんです。
母は「お前可愛げがないなぁ」と若干笑いつつ、サンタクロースが非実在老爺であることを教えてくれました。私も薄々感づいてはいましたし、そりゃそうだよなって感じがしていたんです。
いろんな思い出をくれたサンタクロース。毎年いないんだろうなと思いつつも、それでもプレゼントをくれるからとりあえず信じておけばいいんだなと思っていたサンタクロース。そんなサンタクロースがやっぱり世の中に存在しないことを確認した時、私は、何か寂しい物を感じたことを覚えています。ですがその寂しさは、架空と現実の間にいた赤いおっさんから感じるものではなく、今年からなくなるかもしれないクリスマスのプレゼントから感じるものでした。
さて、問題はここからです。
私には2つ違いの妹がいます。彼女は私と違ってとても純粋で、当時は小学2年生でした。まだサンタクロースを信じていてもおかしくない年齢ですし、なにより私と同じ寂しさを味わうにはまだ若すぎます。
当然ですが、母は「間違えても妹にはこの事実を伝えるな」と口止めをしてきました。何度も書いていますが私は当時小学4年生でした。ですがその年齢でも、この口止めの重要性は強く感じていました。多分、まだ妹には純粋でいてほしいと思っていたんでしょう。だから私はその口止めを了承しました。
そして、その時は唐突に訪れました。
私が口止めについて返事をすると母は、おもむろに立ち上がり財布を取り出しました。一体何をし出すのかと思ったら、財布から五千円札を取り出し、私に向かってこう切り出したのです。
「大人になった記念。好きなものに使っていいよ。」
この言葉は今でも明確に覚えています。
この母からの「大人になった」には、今振り返ると色んな意味があるように思えます。それは単純に、自分からサンタを信じなくなったことに対してでもあるし、妹のために嘘を突き通すことに対してでもあったのかもしれません。
しかし当時の私は、現金を好きに使っていいと言われたことが、最も大人になった瞬間だと思いました。
当時我が家では高価な欲しいものがあった場合は両親に申し出て両親経由で購入する形をとっていました。ですから、それなりの金額を現金でもらって「好きに使っていい」なんて言われるとは思ってなかったんです。だからこの言葉は、親から初めて「お前はもうちゃんと現金を使える人間になった」というお墨付きみたいなものだったのです。
その後、私は貰った五千円札を見ながら、いろんなことを考えました。当時流行っていたカードゲームを大人買いしようか、あるいは児童向けの文庫を何冊もたくさん買おうか、はたまたお年玉と合わせてゲームソフトを買おうか、いろんなことを考えました。
そして思ってしまったのです。
サンタは頼んだものしか買ってくれない。でも現金は、使い方次第で色んな物に変えることができる。現金って素晴らしい。サンタよりも現金が優れている。だから大人はサンタを信じないんだ。きっと大人は、みんな現金を信じているんだ。
かくして私は母に五千円で買収され、サンタクロースを信じて疑わない綺麗な小学生男子を演じることになりました。
その後、私は母と一緒に「サンタクロースが私のために一生懸命選んだ」という設定のプレゼントをおもちゃ屋さんで選びました。隣にいる母からプレッシャーを感じつつ、それでもそれなりに欲しいものを買わないと不自然になると思いつつ選ぶのはなかなかに難しかったのを覚えています。
これが私が小学4年生の時におきたサンタクロースにまつわる話です。お察しの通り、多少盛ってるところはありますけど、それでも8割ぐらい本当の話です。
この「買収」は妹がサンタクロースを信じなくなった小学6年生まで続きました。またこの買収をきっかけに、私は無神論者かつ拝金主義者へと転がり落ちていきます。*1
今年のクリスマスが近づく今、世の子どもたちがサンタクロースを待っているという話を聞くと、私もあの頃に戻りたいと思ってしまうことがあります。今の自分には、あの頃の純粋にものがほしいと思う気持ちはなく、ソーシャルゲーム上にいるやたら露出が高いサンタコスのキャラクターが欲しいとばかり思うようになってしまいました。*2二十歳を過ぎた今でも現金の使い方は分かっていないと自覚しています。
お子さんをお持ちの皆様におかれましては、このようにひねくれた子供にならないよう、うまいことサンタクロースという概念を使っていただければと思います。
おまけ
現代のサンタクロースはネット上にいて、ほしい物リストを晒しておくとトナカイに乗ってではなく黒猫任せで密林から自宅までプレゼントを届けると聞きました。本当かどうか知りませんが、ここにほしい物リストを載せておきます。サンタさん来ないかなぁ。
ここまで読んでくださったとしたら、本当にお疲れ様でした。ほんとろくでもない記事ですいませんでした。以上です。
一ヶ月で応用情報技術者に合格したので参考書とかいろいろ書く
こんばんは。
https://twitter.com/zyusou/status/677777205179600896
褒めてくれる人が誰も居ないのでTwitterで褒めてもらおうとする可哀想な学生です。
応用情報技術者合格してました。やったぜ。基本情報を受験した時よりも全然準備出来ていなかったので結構不安だったんですが、合格してました。いぇーい。ぴーすぴーす。
今回は基本情報に受かった時も書いたように、勉強した内容とか書きます。アフィ記事ですかって聞かれたら、アフィ記事ですって答えます。
私のスペック
情報系の学生です。昨年の秋季の基本情報技術者に合格しました。それ以降はほとんど過去問にも触ってなかったので、大体1年ぐらい試験から離れた生活を送っていました。勉強を開始したのは試験から大体ひと月前ですから、一ヶ月勉強して合格したことになります。
午前問題
午前問題はとにかく数を解かないとどうしようもないなぁ、という感想。御存知の通り応用情報技術者の午前問題はかなりの割合が過去問題から出題されています。ちゃんとしたソースが見つからないので参考程度に考えて欲しいのですが、だいたい4割ぐらいは過去問題から出題されるようです。
私は午前問題の対策はこのページの過去問道場でほとんど行っていました。あとで参考書も紹介しますが、参考書は本当に少ししか使いませんでした。午前問題対策の7割程度はこのページで勉強していたと思います。
この過去問道場、平成17年から直近までの過去問が掲載されています。さすがに10年分解くのってダルそうですよね。ダルくないっすか。私は嫌です。だから解きませんでした。
というのも、古い問題にはその時に使用されていた技術等が載っているので、今見ると「なんすかそれ」と言いたくなるような単語が結構あります。ですから、直近の問題だけ解いたほうが効率的です。
また、過去問題も出題形式が変わっていませんから、その前の過去問題から出題されています。その過去問題も、そのまた過去問題から出題されて……という形になっています。要するに、最近の問題を解くことでその前の過去問題もある程度カバーする事ができます。基本的には直近10回分もやれば十分だと思います。私はそれぐらいか解きませんでした。
また、解いた時間は大体毎日50~100問程度です。空いた時間で頑張ってちまちま解きましょう。1ヶ月もやれば「この問題、進研ゼミでやった問題だ!」ができるようになります。
午後問題
ぶっちゃけた話をすると、午後問題ほとんど勉強していません。前日に参考書の解説を読んで、ふーんってやったぐらいです。
というのも、午後問題は勉強してもどうせ同じ問題は出ないので、勉強する意味って実はあんまりないんじゃないかと思っていたからです。さすがに出題される形式やキーワードだけは理解しておくべきだと思うので、試験が近くなったらおさらいがてら軽く問題をさらう程度で良いと思います。
また、この時に自分が解く分野をある程度決めておき、その分野について午前問題などを使って重点的に対策を取ると良いと思います。というのも、午後問題は一問解くのもそれなりにダルいです。何と言っても文量が多く、試験でもない限りこれをガッツリ読んで勉強するというのはなかなかに骨が折れます。できるだけ解く問題を少なくするためにも、決めきってしまったほうが良いでしょう。
そして、ここで大変重要な情報なのですが、ここ数年監査の問題は激烈に簡単だったそうです。実は今年の秋季試験終了後にTwitterで「監査の問題は国語の問題」「ヌルすぎて笑いそうになった」などと言われる程度に楽だったそうで。私はそんなの知らなかったので普通に別の分野の問題解いていたので大変後悔しました。次回の試験でどうなっているかはわかりませんが、選択肢の一つとして覚えておくと良いと思います。
ちなみに私が解いた午後問題は、
問1
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情報セキュリティ
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問3
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プログラミング
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問4
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システムアーキテクチャ
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問5
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ネットワーク
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問7
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組込みシステム開発
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でした。
個人的に組み込みシステム開発はプログラミングを選択した人は間違いなく楽に解けると思うのでおすすめです。境界条件とか聞かれてちょっとワクワクする人は楽しいと思います。
まとめ
午前問題を解きまくろう。午後問題は一週間前ぐらいにさらっとやって理解しよう。
これだけ分かっておけば多分大丈夫なんじゃないかと思います。一応勉強時間を書いておくと、平日1~2時間、休日は3~5時間程度です。基本情報と結構かぶっていることも多いので、基本情報に合格した人ならこれぐらいやれば大丈夫なんじゃないかと思います。
あと、一応アフィ記事なので参考書を晒しておくとですね。
平成28年度【春期】応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)
- 作者: 加藤昭,高見澤秀幸,矢野龍王
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/12/18
- メディア: 大型本
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基本情報の時もお世話になった技評のパーフェクトラーニング過去問題集を強くおすすめします。解説の丁寧さと見開き2ページで問題と解説が完結していて勉強しやすいです。その割に安いのも嬉しい(税込みで2030円)。
が、先程も書きましたがぶっちゃけあんまりこの本使ってないんですよね……。一応使いはしましたけど一周したぐらいだったので、正直「参考書買わなくても良いんじゃね」って言われたら、アフィ記事ですけど「はい」って答えてしまいます。そんな感じです。
おまけ
どうでもいい情報かもしれませんが。
ここのPDFを読むに、諦めているのかなんなのか知りませんが、午前を受験した人間の半分が帰っています。要するに何が言いたいのかというと、実は受験そのものをしていない人間が大勢いる試験だから、合格率が低くなっていると言えるでしょう。
ですから、合格率が3割切った試験だからといって怯まないで、普通に勉強して、普通に受験しましょう。ちゃんとやった人はちゃんと受けて、そしてちゃんと受かっているはずです。
あくまで個人の感想ですが、午後問題は半分ぐらい運だと思うので、午前だけ勉強して午後勉強できてないって人はとりあえず受験するだけしてみたほうが良いと思います。案外なんとかなるかもしれません。
こんな記事が役に立つのか分かりませんが、受験する皆様の健闘を心からお祈り申し上げます。
なんかこんなふうに書くとお祈りメールっぽくて嫌ですね。とりあえず頑張ってください。以上です。
高専生活する上でかかるお金について生々しく書く【Kosen Advent Calendar 2015 9日目】
この記事はKosen Advent Calendar 2015の9日目です。
前日はsd_ts1017さんの「高専卒で就職した私に降りかかった恐怖」についてでした。更新が来たらこの下にリンクが有るはずです。
まず軽く自己紹介。じゅうそうと申します。SNCTの専攻科に居ます。来年からは大学院生です。専攻は情報工学ですが、プログラミングが大変苦手で、ゲームやったりブログ書いたりしています。最近ようやく重い腰を上げてゲームエンジンを触り始めました。将来はゲームの企画やる人になっているといいなぁ。
はじめに
みなさん、お金好きですか?私は大好きです。お金があれば大抵のことができます。意識高い感じで書けば、勉強をすることができます。意識低い感じで書けば、アイマスのLIVEにいけます。*1
今回は意識高い感じです。この記事では高専生活でかかるあんなお金やこんなお金の話を生々しく書いていきます。こんな記事どこに需要があるんだって話なんですが、そもそも高専の学費に関しては色々と面倒な事が多いです。学費の免除や、公立高校+専門学校との比較、高校無償化との関連など、思いついただけでもなかなかに面倒そうなことがいっぱいです。
そんな内容を入学前に聞くには、当然各高専の学生課に連絡を取るのが一番手っ取り早いのですが、入学するかどうかもわからない状態で学校側に連絡を取るというのはそれなりにハードルが高いです。だったらその前にちらっと読めそうな記事があったらいいだろうなと思いました。ゆえにこんな記事書いてます。
この記事が高専に入学を考えている人の助けになれば幸いです。あと、既存の高専生については、あるあるネタや節約ネタを楽しんでいただければ。
かかるお金の内訳
まずはかかる金の内訳についてざっくりとリストアップしていきます。もちろん各高専によって内容は変わってきますから、参考程度に見ていってください。
- 入学料
- 授業料
- 教科書・教材代
- 保険
- 学生会費
- 後援会費
- 交通費
- (インターネット、PC代)
だいたいこんな感じです。
だいたいどこの高専でも入学料が10万円程度、授業料が25万円程度で、初年度の学費は35万円ぐらいですとか言ってます。
このページ見ていただけると分かるんですけど、実は教材費が馬鹿になりません。というのも、学科によっては製図用の道具を一式揃えるとか、工場で作業するための作業着とかを買わなければいけないからです。この辺りは専門的な内容を勉強するため仕方がないと割り切るしかないと思います。一応、教科書に関しては節約する方法があるので後ほど説明します。
最後に括弧書きでいれておきましたが、高専で学生生活を送る上で、自宅にインターネット環境とレポートが書ける環境(OfficeでもTeXでもなんでも入ってるノートパソコン)は無いと生きていけないと思います。
だいたいどの高専にも学生が自由に使えるパソコンはあると思いますが、それだけで生きていくのはかなり辛いと思うので、入学を考えているなら購入することをおすすめします。
この辺をふくめると、大体年額で50万は余裕で超えて、60万行くか行かないか、ぐらいになるのではないかと思います。ただし、高学年になればなるほど新規に購入するものも減ってくるので(授業数が減り準備する教材の数も減るため)、実際はもう少し少なくなるかと思います。
授業料免除について
さすがにこれだけ払うとなると結構厳しいなと思う方も多いと思います。そのため各高専では所得に応じた授業料免除制度を設けている事が多いです。ちなみに私は母子家庭で生活している人間なので、これがないと本当に高専に通えませんでした。
各高専がやっている授業料免除については、受けるための条件がだいたい2つあって、片方は親の所得、もう片方が本人の成績です。前者が「払える人間には払ってもらう」という意味であるのは当然として、後半の方は結構厄介だったりします。
そもそも高専に入学している連中は、良くも悪くも頭の回転が速い人間が多そうで、その中で成績を維持するのは結構大変に思うかもしれません。実際これは本当にその通りで、頭の回転が速いやつは本当にゴロゴロ居ます。
しかしながら(あくまで主観ではありますが)、そのすべてが真面目に勉強して成績を維持しようとするかというと全然そんなことはなくて、あえて手を抜いている人もたくさんいます。そういう人たちと同じように朝学校ですぐに3DSを開いてみんなでモンハンしたり、深夜遅くまでポケモンの厳選をしたり、授業中にスマホでアニメや漫画を見たりしないで、入学して真面目に勉強して先生にわからないところを聞いていれば大体なんとかなります。いや、別に遊んでも全然大丈夫ですけど、遊びすぎていると簡単に内容が分からなくなるので、ゲームは一日5時間ぐらいにとどめておくといいと思います。
また、経済状況によっては成績基準のほうがゆるくなるという噂も聞いたことがあります。当然この辺は学生課の人に聞いても教えてくれるわけがないのですが、ある程度融通は効くもんだと思っておいていいと思います。
高校無償化と高専の学費
高校無償化というものがあります。もちろん高専と高校は別物なのですが、高専の1~3年次に限り、高校無償化っぽいものが適用されます。
これは、公立高校の学費分を高専の学費から引き算して、残った金額を請求するようになっています。これで授業料から10万円ぐらい減ります。おいしいですね。
ちなみに私立の高校は、下記引用文のようになっています。
特に、私立高等学校等においては、授業料等の経済的負担が重いことを踏まえ、私立高等学校等に通う低所得者世帯等の生徒に対しては、世帯の収入に応じて、就学支援金を加算して支給します。
これと同様に、高専の学生においても、経済的理由によって国が出してくれる金額が増額されることもあります。ありがたいですね。
先ほどの授業料免除と高校無償化の違い
いま説明した高校無償化の話と、先ほどの免除の話は似ているようで実は結構違います。
ちょっとわかりづらいと思いますが、先ほど説明した授業料の説明は、高専の4・5年生、そして専攻科の1・2年生の学費に関する話で、各高専(あるいは高専機構)で完結しています。
これに対してこの制度は、高校無償化の拡張版であることから、高専1~3年生までの学費に関する話で、各高専と国(というか文科省)が関わっています。
この違いが何を意味するのかというと、免除に関する手続きや提出書類が変わるということです。一番困るのが切り替わりの4年生のときで「去年と同じようにあれをいつまでに準備すればいいんでしょ」みたいな感じで呆けていると痛い目を見る可能性があります。十分注意しておきましょう。
学費免除関連手続きのやり方
一応、免除関連の手続きをどのように行うかについて説明します。まず各高専の学生課から学費免除に関するアナウンスがあるはずです。このアナウンスは高専にもよるのでしょうが、年度のかなり早い段階で連絡があり、ヘタすると始業式前(4月2日など)に連絡がある場合があります。ですので、3月から4月にかけての年度の変わり目は、できるだけ目を光らせて校内掲示板や学校のホームページを見るようにしてください。
アナウンスを発見したら、当たり前ですがそのとおりに従ってください。大体の場合、学生課に行って申請書類を貰って、書類を整えて提出するという形になるはずです。この手のものは初めてだと想像以上に時間がかかるものですから、できるだけ余裕を持って作成するようにしましょう。また、わからないところを書き込んでもう一回書き直ししたり訂正印を押したりするのは大変面倒ですから、わからなかったら空欄にしておいて学生課で確認することをおすすめします。
この申請書類はなかなかの曲者で、書き上げたつもりでもだいたいどこかしらに不備があることが多いです。要するに、申請の締切ギリギリに初回提出をすると痛い目に会う可能性が高いです。ですから、できるだけ早く書類を整え一度提出して、直すべきところを見つけておくべきです。
ざっくりまとめると、免除に関する事柄はとにかく早く動くべき、です。これだけ守っていれば、たぶん大丈夫です。あとは学生課の人に頼りましょう。
学生課を信用してはいけない
と、言ったところでいきなりこんな話題をぶっこみます。信用してはいけない、というとさすがに言いすぎですが、それでも学生課が確実に信用できるとは言えません。理由はとても単純で、分かっていないことを分かったふりする人間がいるからです。
実は以前、学生課の免除や奨学金担当の方が居らっしゃらない場合に対応して頂いた人に、誤った説明をされたことがありました。最終的には免除の申請は通ったので良かったのですが、それ以降私は学生課を完全に信用できなくなりました。
そこまで言わなくてもと思う方もいるかもしれませんが、なんせ数十万の金が関わっている話です。できるだけ話がわかる人を選んで尋ねる、あるいはその人がいない時は出直すぐらいでもいいと思います。いずれにせよ、慎重に慎重を重ねて行動するべきです。
教科書をAmazonで買う
さて、授業料について永遠と話してきましたが、ここからはもうちょっと学生生活に寄った話をします。まず授業をうける上で必須である教科書についてですが、高学年になればなるほどみんな学校経由で買わなくなります。
御存知の通り、学校の生協を経由させると教科書は10%引きで購入することができます。これだけでも十分じゃないかと思う人もいますが、それでも教科書は大体の場合専門書であることから、結構なお値段がしたりします。低学年だと科目数も多いため、数万円になることもザラだったりします。こんなもん毎回馬鹿正直に払うなんて、たまったものではありません。
そのため学生たちは教科書が指定された瞬間にAmazonへアクセスし中古で発注をかけます。高専で使われる教科書(とくに高学年で使われているもの)は専門書としてAmazonで取り扱っていることが多々あるため、普通にAmazon経由で買えます。当たり前ですが中古の教科書であっても授業をうける上で支障はきたしませんし、なにより安いのがうれしいところ。数千円する本が送料込みで数百円で買えます。
ただし、注意点がいくつかあって、だいたいどこの高専(というより工業系の学校?)でも同じような現象が起きているのか、4月と10月になると一斉に発注がかかるらしく、中古の在庫がなくなる事があります。ですからできるだけ急いで発注をかけないといけません。
また、中古で版が古いと教科書として使えないこともあります。この辺りは担当の教官に確認するか、賭けに出るかの2択です。ちなみに使えなかった場合は、新しい教科書を買わなければいけない場合が多いです。要するにそれなりにリスキーだったりします。もちろんやるなら自己責任でお願いします。
奨学金について
私は専攻科に所属してから奨学金を借りるようになったのですが、高専は本科(1~5年生)の間も奨学金を借りることができます。
詳細についてはこのURLを見てほしいです。また、元来の趣旨と異なる話で申し訳ありませんが、こればっかりは各高専の学生課に問い合わせをお願いします。特に予約採用(入学してすぐに借りれるようにする)については知識が全く無いので……。
基本的に奨学金の書類に関しても、学費免除の申請と同様に学生課を通じて行う必要があります。こちらについても〆切を守れなかった場合は何もなかったことにされますから、できることなら〆切一週間前に提出して書類の不備に対応できるようにすることをおすすめします。
払った学生会費・後援会費を使う
この項では、語弊がある言い方なんですが、払ったものを最大限使おうとする努力について話します。例えるなら、バイキングの元を取りに行くみたいな話です。
先ほど説明した中に学生会費と後援会費という項目があったと思います。これ、ぱっと聞いた感じわけわかりませんよね。学生会費は学生会の予算に当たる部分で、例えば文化祭や部活動の予算に充てられます。後援会費は後援会の予算に当たる部分で、ざっくり言うと学生会費にプラスする形で、学生が何かしらの活動をする際にその一部を負担してくれるものです。
要するに、学生会費と後援会費は学生が何かしらの活動を学校を通して行わないと使えない金額です。他のお金に関しては学校に所属するために払う金額みたいなものでしたが、学生会費と後援会費については、それなりに活動しないと学校側から使ってもらえないのです。
じゃあどうするんだって話ですが、とりあえず部活に所属するのが手っ取り早いでしょう。これだけで学生会費を使ってもらえます。そしてできれば部活経由で成績を上げるといいでしょう。これで後援会費を使ってもらえます。
なんかこんな風に書くと「そんなこと考えて学生生活送るのかよ……」って引いている人多そうですね。ですがこのような生活を送れば、結果として学校側からの評価に繋がることも想像できると思います。卒業後に就職・進学をする際にはこの辺の評価の有無が結果として如実に現れてくるので、この考え方は私自身は結構まじめに話しています。
仲が良い友人が年明けるかどうかぐらいまで就職活動していたのが本当に見ていられなかったので。今の御時世、高専卒だからって簡単に就職できると思ったら全然違いますからね。
(番外編)アカデミック版は偉大
どんなものについてもですが、学生でいる間はできるだけ学生の特権を利用するべきです。私が特に推したいのは各高専の生協です。生協経由で本やCD、DVDを購入すると、もれなく10%オフです。
だいぶ昔書いた記事ですが、ひょっとしたらこの記事が助けになるかもしれません。生協のマダムに見られて恥ずかしくない本や漫画、CD、DVDなどは積極的に大学生協経由で買いましょう。
また、わざわざここで書く話でもないですが、アカデミック版のソフトウェアは安いのでガンガン利用して買っちゃえばいいと思います。
CINEMA 4D学生サイト | MAXONは、学生のクリエイティブを応援します。
有名な3DレンダリングソフトのCINEMA 4Dなんかはそもそも学生にはソフトを無料で提供しています。専門分野によって使用するものは違うでしょうが、他にもこういう例はあると思うので探すといいと思います。
おわりに
というわけで大体こんな感じで書いてみました。なんか後半脱線気味だったんですが、多少は高専でかかるお金の話と節約の話が書けたのかなと思っています。ちょっと長く書きすぎた感じがしますが(6000字越えてた)、参考になれば幸いです。
あと、私みたいに貧乏なのに高専でオタクに染まり上がると、凄い色んな物にお金使うようになって本当に悲惨になりますから、覚悟しておきましょう。間違ってもデレマスとかグラブルとか、アニメとか映画とか、なんかこう、そういうのに手を出さないようにしましょう。
明日は@Raryosuさんの「高専の魅力と不満」です。明日の更新来たらこの下にURL書いておきますね。(来てたので載っけときます)
肌寒い時期になりましたが、高専界隈の皆様は風邪をひいて体温を310.1500K超えないよう、どうかご自愛ください。それでは。
*1:マジで奨学金借りてて良かったわ……。詳細はこちらを。にわかPがシンデレラガールズ3rdライブ「シンデレラの舞踏会」初日に行って笑って泣いて最高だった話 - しがない学生の雑記
ガルパン劇場版はガルパンがガルパンしてガルパンする映画でした【感想記事】
こんばんは。まさかタイトルに同じ単語を4回書くことになるとは思いませんでした。
はい。ガルパンの劇場版見てきました。途中までネタバレなしで、後半はネタバレ有りで書いていきます。
本当に最高だった。もう、ガルパンがガルパンでガルパンしていた劇場版だった。要するに最高だった。、
— じゅうそう@舞踏会で燃え尽きた (@zyusou) 2015, 12月 3
観客を最高だったしか言えないbotにする程度に素晴らしい映画だったと思います。
まずいちばん最初にいいたいのは、(視聴環境にもよるけど)私達が見ていたガルパンは、ガルパンではなかったということです。映画館の音響設備で見るガルパンは、今まで持て余していたポテンシャルを完全に開放しており、もはや我々が見ていたTV版ガルパンを超えた何かになっています。いや、まぁ何かって言ってもガルパンなんだけど、違うんだよ。
もうわかると思うんだけど、音が素晴らしい。お前らどこまでこだわってるんだってぐらいに音が最高。戦車の発砲音が劇場に最初に響いた瞬間のあの興奮といったら、もう、もう、たまらないです。腹の底まで響く音には感動すること間違いなしでしょう。好き。
履帯のキャタキャタという音、車体がガードレールと擦れる音、弾が地面・車体にあたった音、どれを聞いても「ありがとう……ありがとう……」と制作陣に感謝するレベルの臨場感、そしてそれが戦闘シーンでは立て続けに流れるわけです。もう、最高以外の何物でもない。
もちろん映像そのものについても相当なものでした。もともとガルパンは作画がものすごく綺麗で有名でしたけど、劇場版ともなるとさすがにクオリティが違う。キャラクターの表情の変化がものすごく細かく描かれていました。
複数回見る人間が続出しているというのは聞いていましたが、これはもう一回見に行かざるを得ません。来週中に絶対行きます。
ネタバレ無しで書けるのはだいたいこんな感じ。雑なまとめ方ですけど、とりあえず見ましょう。見てくださいお願いします。TV版を楽しめた人は絶対に楽しめます。
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ではこの辺からネタバレ有りで。
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あらすじはだいたいこんな感じ。
あたし、西住みほ!大洗女子学園に通う女子高生!
TVアニメ版では廃校の危機を救うために戦車道で全国大会で優勝したの!
でも廃校を取り消す約束をしていた文科省のクソ役人が「口約束は何にもならない」とかほざいてやっぱり廃校になることに!
私たちこれからどうなっちゃうの~!?
だいたいこんな感じでしたね。ぶっちゃけストーリーに関しては、TVアニメ版の後付って感じが否めませんでした。でも新作出してくれただけで本当に嬉しかった。映画館でガルパンが見れる幸せと言ったらもう。
それにしても文科省のクソ役人が本当にろくでなしのド畜生で酷かったですね。あと、本気モードになっていた会長がかっこよかった。
また、予告編では大洗で戦闘することを全面に押していましたが、実際始まってみると大洗での戦闘は前座でしかなく、最終的に大学選抜チームとの殲滅戦がメインの戦闘でした。
シリーズ中最強の敵と戦う展開、べたですがやっぱり最高の一言に尽きます。しかしいきなり今までのフラッグ戦から殲滅戦にルールが切り替わった時は絶望感が半端じゃなかったですね。30対8でしかも戦車そのものの性能差も歴然って、これでどうやって勝つんだって話です。
この辺り、今までのガルパンみたいにこのまま戦闘に入ってみぽりんの采配で大逆転するのかなぁと思ってたんですが、ここでまさかの歴代対戦校が加勢する展開。なんだこれ胸熱すぎる。いつからオールスター戦になったんだこの映画は。最高。
その後のミーティングシーン、見るからに個性がぶつかり合っていて思わず笑ってしまいました。そういえば本編中もくすっと来るところがかなりたくさんあって、劇場で笑いこらえるのに必死だったんですけど、個人的に一番笑ったのは「ちょうちょ」でしょうか。あれはずるい。
ミーティングの後戦闘に入っていくわけですが、知波単学園の成長やプラウダのかばい合い、サンダース(というよりアリサ)とグロリアーナの協同作戦とか、もう見どころしかなかった。
大学選抜チームとの戦闘はざっくり2つにわけられるんですが、その区切りと言える部分が例の600mmのカール自走臼砲の撃破。高台付近にいた戦車が軽く吹っ飛んでいたのもすごかったんですけど、そもそもこれ戦車の攻撃じゃねーだろ!どんだけ絶望させたいんだ制作陣は。さすがにこれ食らったらカーボンでも死んじゃうんじゃないの!?
この辺りの序盤の戦闘は「とにかくこの砲撃を何とかしないといけない」という、ものすごくわかりやすい対立構造になっていて、ある意味フラッグ戦みたいな形になっていました。制作陣が意図的にわかりやすくするためにやったのか、それとも単純にトンデモ兵器を登場させたかったのかわかりませんが、個人的にこの対立構造は、殲滅戦の中で何と戦うべきか明確になっていてとても見やすかったと思います。
倒し方も、いかにもガルパンしていてクールでしたね。飛んだ!Oh……あ、飛んだ!撃った!倒した!みたいな。
この間にも継続学園のメンバーがものすごい動きで敵戦車と大立ち回りを繰り広げていて、こちらはこちらで最高にかっこ良かった。一両であれだけの戦果を上げたのもかっこよかったですけど、能登さんがやる楽器弾くキャラとあのBGMの雰囲気がこれまた最高でした。次見るときはこの辺もう一回じっくり見たいですね。
ちなみに私はアニメ放送時からプラウダのメンバーがたまらなく好きだったんですが、まさか新キャラでクラーラさん出てくると思わなかったです。しかもノンナちゃんとロシア語で会話するとは。最高すぎるだろ。ツイッターでも見かけましたけど、日本の声優界にロシア語が使える女性声優が二人いることがまさかこんな効果を生み出すとは。というか、改めてロシア語のかっこよさに感化されてしまいました。
それと、カチューシャがなんだかんだ言いつつ仲間思いなところが好きでした。序盤からだいぶ好戦的で殺る気満々だったところを、クラーラとノンナがかばって撃破されていく中で、だんだん丸くなっていった感じがして。かわいいとかかっこいいとか言うより、ひたむきに頑張っている感じがすごい好感持てました。やっぱりプラウダのリーダーだけありますわ。
自走臼砲の撃破が終わると残存勢力全体で遊園地跡に立てこもって戦闘に入るわけですが、この地形の使い方も面白かった。
一番の貢献者はやっぱりアンツィオ高校のメンバーかな。この戦闘でカルロ・ベローチェ1両で来たら何もできないんじゃないかと思ったら、その軽さを活かしてジェットコースターのコースからGPS代わりに偵察をするとは。この辺がいかにもガルパンって感じがしていいなぁ。
その後挟み撃ちにされてものすごい勢いで降りてったりして、もうこれ吹っ飛んだら大変なんじゃないかと思うような動きしてましたよね。追ってくる大学選抜の戦車もすっごいガリガリ言わせながら進んできて、戦闘する前に戦車そのものがダメになるんじゃないかと思いましたけど。
そういえばカバさんチームがアンツィオのはったり(マカロニ作戦だっけ)をやっていましたけど、あれってそもそも遊園地という地形を利用することを考えていないとできなかったでしょうから、みぽりんは初期段階から遊園地を占拠する戦闘プランを考慮していたんでしょうね。
それとごく当たり前のように建物の中に突っ込んで戦闘するれおぽんチームは本当に男前だと思った。もともとTV版では昼飯の角度で「ここは通さん」と言わんばかりの動きを取って黒森峰を妨害していましたが、今回はどちらかと言うとガンガン動いて戦闘していましたね。
後半で敵に追いつけないから、エンジン改造できないならモーターで追いつこうってなんかボタン押してましたけど、そもそもこの発想がいい感じに頭のネジ外れているし、しかも途中で爆発しているし!若干愛すべきバカ枠に移行しつつある気がします。
愛すべきバカといえば、グロリアーナの新キャラであるローズヒップが良かったですね。グロリアーナの雰囲気というと、隊長であるダージリンさんの印象が強すぎて、冷静沈着なメンバーが多いものかと思っていたんですが、まさかこんなブイブイ言わせる感じのキャラがいたとは。
映画内では車体性能も活かして相当かっ飛ばしていて、見ていてすごく気持ちが良かったんですが、それをダージリンがたしなめている辺りが新鮮でした。というか、ダージリンが部下に対して言及するタイミングってアニメ本編でもかなり少なかったですよね。新キャラのおかげでキャラの新しい一面が見れるってのも劇場版ならではで大変素晴らしいと思います。
そして最終局面、後半はどんどんと敵大将である有里寿に撃破されまくっていて、その中でも相手戦車を倒して、最終的に西住姉妹と有里寿が2対1で戦闘するんですけど、これがまぁ狭いのによく動く。
最終的に戦闘している場所は、直径で戦車5台分ぐらい(目測だから微妙)の小さなエリアなんですけど、その中にある高台やトンネルを使って繰り広げられる戦車戦はまさしくシリーズの集大成と言ったところ。
西住姉妹が連携を取って戦闘しているのも相当にかっこよかったんですけど、敵の有里寿が西住姉妹に対してとても一両とは思えない動きで互角に立ち回っているのはまさしく圧巻。あんな可愛い顔してかっこ良すぎだろこの娘。
このあたりのカメラワークも本当にすごくって、単純に戦車後ろからの見下ろすTPS視点だけではなく、みぽりん本人の主観視点にシームレスに切り替わったり、そのまま戦車後方にむけて動いていったりと、とにかく動く、動く、動く。一挙手一投足がかっこよすぎて手に汗握ってしまいます。
最後の最後まで息を飲む戦闘で、結局手だけじゃなくて体中から汗かいちゃったんですけど、最終的にはお姉ちゃんに空砲で射撃してもらって戦車ごと突っ込んで撃つという、これまたぶっ飛んだ戦い方で決着がつきました。いかにもガルパンらしい決着のつき方でしたが、あのお姉ちゃんのなんとも言えない切なげな顔も良かったですね。あの状況であの勝負に出るみぽりんの度胸も相当なものですけど、アレって一歩間違えば4号が戦闘不能にもなりかねなかったわけで、だからこそのあの表情だったのかなぁなんて思っています。
そのあと少しは日常パートがあるのかなぁと思ったら、ほとんど無しでそのままエンドロールに突入。本当に戦闘シーン作るのにリソースを使いまくっていたんだなぁと思います。この辺りはブルーレイにOVAとして収録されることを期待したいです。
そんなわけで感想だかなんだかよくわからないものを書いてきました。
いやー、Twitterの反応でクオリティが凄いってことは想像していましたけど、まさかここまでやってくるとは思いませんでした。ファンの間で高くなっていたハードルを、飛び越えるというより履帯で踏み潰すようなクオリティの映画でした。もう一回見に行こう。ガルパン最高だ!本当にありがとう!ありがとう……!
シリーズ自体はスピンオフで漫画が出ていたり、そもそも世界観が広げやすかったりするので、次回作は比較的作りやすいと思うですよね。みぽりんたちの正史じゃなくてもいいので、願わくばぜひとも新作をお願いしたいところです。
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主題歌は帰宅中の電車で買って聞きました。てか劇場版のサントラもあるのか。また買うもの増えちゃったよ……。お金ください。
次回は先月のソシャゲの記事かくと思います。来週末まで時間がなさ気なので、更新は多少遅れるかもしれません。