しがない学生の雑記

吐けども吐けども毒を吐く。

pixivの総合職インターンに参加してきました

こんばんは。

 

www.pixiv.net

 

 

 

pixivの総合職インターン行ってきました。ので今日はそんな話をします。酔っ払いながらなので文章についてはお察しください。あと、だらだら書いているので長いです。

 

社内の方向け:お前誰

Pです。胃の人です。その節はお世話になりました。罵倒少女を見て「足りない」と言ったら周りにドン引きされた学生です。

 

行くまでのもろもろ

まず、一応私は情報系の学生なんですけど、今回はエンジニアの方に応募しませんでした。いや、何言ってんだこいつと思われそうですけど、だってGitHub面接するときにこんなものをお見せしたって九割九分九厘落ちるじゃないですか。一番最近のコミットなんてシャドバのデッキですからね。

なので今回は総合職にこのブログを引っさげて応募しました。総合職のインターンではWEBサイト・ブログなどの作成経験が望ましいスキルとして挙げられていたので、ものは試しとこのブログのURLを貼って応募したんです。そうしたらありがたいことに書類選考も通って、なんやかんや面接したら、なんと参加させていただけることに。ありがとうございます。なにが評価されたか聞いてませんでしたが、このブログが評価されたなら書いてて良かったです、ほんと。

 

実施内容

pixivのインターン募集ページにはこんなことが書いてあるんですけども。

 

本プログラムでは、インターン生で複数のチームをつくり、【実際に社内で取り組んでいる課題解決 / 新サービスの企画・実装】などを行ってもらいます。
インターンシップではありますが、企画して終わりではなく、ユーザーに向けてリリースし、結果をユーザーの入会率や開封率など、具体的な数字で振り返ります。
机上の空論ではなく、ビジネスの現場でサービスがどのようにユーザーに評価されるのか、是非このリアルを体験してください。

 

引用元 ー インターンシップ「pixiv 2016 SUMMER BOOT CAMP」参加者募集開始 - ピクシブ株式会社 採用サイト

 

これ、ガチです。本当に仕事やります。ぶっちゃけ冗談だと思ってたのでちょっと引きました。

pixiv、というよりピクシブ株式会社は本当にインターン生にユーザが関わる部分を触らせてます。エンジニアの方は本当にサービスいじってました。私がやってた総合職の方も本当にユーザと関わる部分の仕事します。

 

 

業務のお話

今回私が担当した「業務」は、上記引用元ページで言うところの「ユーザーに対し施策を実施。結果を見た上で改善策を行うPDCAサイクルをまわす」です。具体的には、pixivプレミアムの訴求メールをユーザに送信するという業務内容でした。

今回のインターンでは、メールの送信結果を確認し次の施策の改善するというお馴染みのPDCAサイクルを、5日間で3回ほど回してきました。

 

この施策、完全にハイコンテクストの世界なので、思いつきで実施しただけでは全く歯が立ちません。そのくせ結果は数字としてしっかり出てくるので、理不尽極まりないです。 

そこでメンターさん指導のもと、サイクルの前2回分については、対象的な文面のメールを送信して、どちらのほうがユーザに対して効果的かを判断し(実質ABテストみたいなもの)、三回目のサイクルでは前2回の知見を活かして新たなメールを送信する、というような流れで業務を行うことになりました。もちろん送信内容はメンターさんにチェックを通ってから送信します。

 

それで、1回目のメール送信を行ったのですが、もうこれが鳴かず飛ばず。悲惨、無残、虚無。私の行った施策はネットの彼方へと消えていきました。この時点でだいぶ胃が痛かったんですが、なんと2回目の施策も鳴かず飛ばす。もう泣かずにはいられません。いや、冗談とかじゃなくて本気で泣きたい気分でした。

そこで思ったんですけど、冷静に考えてみれば、いくら対象的なAとBを用意したところで、そのAとBがユーザに対して効果的ではない要素であったならば、そもそもテストをした事自体が間違いだったとも言えます。そこで3通目ではメールでアピールする内容を完全に変えてみました。この結果、CVを得ることができたりできなかったりしました。とは言え数字自体は散々なもので、課題が残ったままインターンを終えることとなりました。*1

 

今回の業務から得た知見は、やはり問題解決で最も大切なのは問題の分析にあることです。今回の場合メールの送信ということで、はじめのうちはメールの内容が重要だとばかり考えていました。

しかしながら、実際にメールを開封し最後まで読む過程には、タイトルを読む、送信元を読む、画面上で見える範囲のみ読む、そしてその後興味があれば最後まで読む、と、様々なステップが存在しており、それぞれで離脱しメールを削除する要素が存在することを理解するまでにだいぶ時間がかかってしまいました。これをもっと早く理解していれば、更に効果的に時間を使うことができたのではないかと思います。

 

高次元な部分に存在する”見えない敵”との戦いは本当に辛いものでしたが、じわじわとその特徴を把握できていくのは大変面白いものでした。また、結果が出ないという意味でも、今回のインターンはまさしく「仕事」だったんだと思います。

それと、今回のインターン内容のプレゼン発表は、(少なくとも一部からは)だいぶウケが良かったのでありがたかったです。この点については後述します。

 

 

pixiv自体(ピクシブ株式会社)のお話 

インターンの内容は上記した分で終了ですが、せっかくなので会社そのもののお話も書いておこうと思います。

 

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↑ここで仕事してました。

引用元 ― 社内風景 - ピクシブ株式会社 採用サイト

 

まずオフィスのお話ですが、上記写真の通り、かなり独特の雰囲気、そしてとてもオープンです。平たい一枚の木の机で社員さんが一緒に働いています。

私自身、それなりにいろんなベンチャー等のインターンに行ってきて、オープンなオフィスというものをそれなりに見てきたつもりですが、私が知りうる限りこれほど「オープン」が名ばかりではないオフィス、コミュニケーションが豊かにそこらじゅうで行われているオフィスは存在しません。それぐらいに賑やかで明るくて良い会社だと思います。

 

インターンの発表会についても、正直私はだいぶふざけていた部分があったのですが、そのおふざけを受け入れてくれる懐の深さもあり、その点もこの会社の魅力だと思います。あれだけ笑っていただけると、いろいろ仕込んだ甲斐があったと思います。

また、メンターのお二人を始めとして、基本的に社員の方々がかなり気を使ってくれていて、コミュ障の私にもだいぶ生きていきやすい会社でした。何かしら質問した際にも1を聞くと3ぐらい教えていただけるので、知見もかなり増えたように思いました。

 

少し話を戻します。この会社、業務内容についてもオープン。いくら守秘義務の書類かかせるからってここまで見せちゃマズいんじゃないのってぐらいオープンです。インターン生を社内の数字がバンバン出てくる全体会議に出席させるって、わりと正気の沙汰ではない気がするんですけど、出席できます。なので出席してきました。めっちゃ面白かったです。わっしょい*2

 

あと、飲み物取り放題だったり、お茶飲み放題だったり、みそ汁サーバーで味噌汁が飲み放題だったりしていて、会社が社員の人権を尊重している会社で本当にありがたかったです。特にみそ汁サーバーは御社でも積極的に導入するべきだとおもいます。最高。

 

他に特徴的な部分としては,やはりニックネーム制度が挙げられると思います.基本的に社内ではそれぞれニックネームで呼び合うことが義務付けられていて,インターン生もニックネームで呼び合うことが強要されます.メンターさんともニックネームで呼んだり呼ばれたり.

これがどんな効果を及ぼすかについては個人的には最後まで分からなかったんですけど,自己紹介の時とかはなんとなく「迷い家」の冒頭を思い出しました.やってみるとわりと楽しいには楽しいです.体験してみたい方は入社してください.

 

ちゃんと紹介できているかアレですが、こんな感じの会社でした。新卒採用考えてらっしゃる方はとりあえず応募なりインターンに参加するなりしてみる価値はあると思います。あと、単純にオフィスがすげー面白いので、みなさん見に来ましょう。

 

 

インターンを終えて

今回の参加でいろんな知見が得られましたけど、やはり純粋に楽しく業務に取り組むことができたのが印象的でした。今年の夏は色んな意味で忘れられないものになりました。ピクシブ、大変よい会社でした。本当にありがとうございました。

*1:この辺ぼんやりしていますが、一応得た知見は会社のものですので、本ブログ記事には記載いたしません

*2:参加した人には分かるキーワードです。