聞く前に悩む努力をしたい
こんばんは。最近はゲームブログの方ばかり更新していて、メインだったこっちがおろそかになりつつあります。生存しておりますよ。
ゲームブログの方でもちらっと書いていたのですが、iPhoneSEを予約しました。お値段の安さと端末の性能が大変良い感じで、スマホをゲーム機としてしか使っていない人間としてはこれほど素晴らしいことはないなぁと思っております。
で、そんな関連で母にいろいろとスマホ関連の話をしていた際、アプリの使い方について質問されました。しかしまぁ、そこでイライラしてしまいまして。今日はそんな愚痴と、それを反面教師とした話です。
今回はYahooカーナビのインストールをするところから使うところまでを教えろとの話だったんです。これぐらいならどうってことないですし、すぐに終わるのが想像できるじゃないですか。これがそうはいかないんですよ。
アプリをインストールしてダウンロードするところまでは円滑に進んだんですが、問題はここから。母、私の目の前で、アプリインストール初回に行われる説明部分を華麗に全スルーしました。
私「いや、なんで読まないの?使い方分からないだからちゃんと読まないと」
母「読むの面倒くさいし、お前いるからいいじゃん」
わかりますかね。このイライラ。
これが例えば、この言葉の意味がわからないから教えてほしいとか、この画面から進む方法がわからないから教えてとか、そういうことを聞かれるんだったらまだ分かるんですよ。それはある程度知識がないと対応できない話かもしれませんし、UIがクソだった場合は画面遷移できなくてて当然でしょうから。
しかし、今回の場合ってそれ以前なんですよ。アプリから与えられた情報や知識を全く読もうとせず、隣りにいる人間から教えてもらう前提で話を進めているんです。だから腹が立つんです。しかも隣りにいる人間(私)はそのアプリに触ったことすら無いんですよ。もう、どうしろと。
結局、自分のスマホに同じアプリをインストールして確認してなんとか教えたんですけど、無駄な時間を使った気がしてなりませんでした。
そんな時にこんな記事を思い出しまして。記事の内容をざっくり書くと、エンジニアがプログラミング中に何かしらの問題を抱えた際に、経験者に相談する前にやるべきこと、考えるべきことがあるよ、という話が書かれています。プログラミングにしても今回の場合も、大体のことはそうですけど、まずは自分で頑張ってみないと、自分のためにならないんですよね。だから、ある程度は頑張るようにしないといけないはずなんです。
でもこんなのって、冷静に考えれば誰だって分かる話じゃないですか。自分でなんとかしたほうが実力になったり、あるいはそれに類する知識を学べたりするはずですから。
でも、それでも聞いちゃう人がいるのって、一体何故なんでしょう。
これも答えは自明で、大抵の場合は知識がある人間に聞いたほうが問題解決への最短ルートであることが多いからだと思います。
例として挙げるには適さない気もしますが、ちょっと前に鮨職人が修行するのって馬鹿馬鹿しいという話があったじゃないですか。
この場合って、寿司に関する知識を専門学校で集中的に数ヶ月で教えこんだ結果、数年単位で修行するよりも効率的に知識を学べて、長い間修行するのが馬鹿馬鹿しいという話でして。永遠と自分で「技を盗む」とかいう馬鹿馬鹿しいことをするぐらいなら、人に聞いて知識を得たほうが絶対効率的ですよね。これなら、そりゃ聞いたほうが早いと思います。
でも、冷静に考えると、これって聞かれる方はお金払って教えてもらっているじゃないですか。さっきのアプリの例にせよ、プログラミングの場合にせよ、どちらも聞かれる方はお金が一切もらえないんですよね。ひたすら時間が無駄にかかるだけ。
だから、教えることが仕事になっている人じゃない限りは、何かを人に聞くことは、それだけで聞かれる方に迷惑をかけているんだと思います。
たまに「人に教えるのは勉強になる」って言う人もいますけど、それって教える内容が自分で噛み砕けていない場合とか、教えるために丁寧に準備を行っている場合とか、そういった場合にしか通用しない理屈だと思います。
ですから、やっぱりできることなら、聞かないほうがいいんだと思います。迷惑をかけないためには、ある程度は自分で頑張って解決方法を探ってみて、それでもダメなときには聞いたほうがいいんだと思います。
来月から大学院に進学しますから、いろいろと聞きたくなることはたくさん出てくると思うんです。でも、できるだけ聞かずに頑張ってみたいですね。もちろんそれが毎回プラスになるというわけではないのでしょうけど、でも、絶対プラスになると思いたいです。やっぱり、自分で頑張らないと。
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