しがない学生の雑記

吐けども吐けども毒を吐く。

インターステラーを見た

こんにちは。

 

 

 

Amazonのインスタントビデオで300円だったので、ものは試しと見てみました。

 

再生時間が2時間49分となかなかに長いので途中で飽きて寝ちゃいそうだと思ってたんですが、いざ見始めるとこれが結構面白かった。結局深夜三時までかけて一気に見てしまいました。

 

以降ネタバレ有りです。お気をつけください。

 

 

 

 

 

私はこの映画結構好きです。でもどうしても嫌いな部分があるので、最初にそこだけ。

 

科学的に忠実な映像をって言ってる割に、「呼びに来るタイミング」とかが遅すぎないですかね。あれだけのことができる空間にいたんだったら、もっとやりようがあったんじゃないかと思うんですが……。

その点で、映画としての見栄えを良くするために、わざわざ謎としてメッセージを伝えている気がして、どうも気に食わなかったです。なんだよそれ、みたいな。

 

それと私は親子愛が嫌いなんだと痛感。息子夫婦どっか行っちゃったし、娘は娘で親父のこと簡単に許しちゃうし。愛が都合良すぎて萎えました。

人間ドラマにしても、そもそも人をみんな描ききってないですよね。ストーリーの伏線は回収しているのかもしれないけど、それぞれの人の思惑が何なのか全然分からなかったし、乗組員、ブラウンとクーパーと、あと二人誰だかわからないし。親子愛に搾ってるんです!って言えば確かにそうなのかもしれないけれど、ちょっとこの辺りは雑に見えました。

 

 

ただ、映像そのものはとても気に入りました。この映画は圧倒的な映像美を見るためだけに存在していると思います。

あのワームホール入っていく辺りとか、ブラックホールの地平線を通り過ぎる辺りとか、今までこんな映像見たことないですよ。コンピュータグラフィックス万歳。最高。素晴らしい。ここだけは本当にワクワクできるものがありました。

そしてこの映画って、映画にしては珍しく何一つBGMの印象が残ってないんですよね。宇宙空間で爆発しても無音だし、星に着陸するシーンでもBGMかかってなかったし。BGMでごまかそうとせずに映像一本で戦っているのはとても好感が持てます。

 

あとそうだ、忘れていた。TARSとCASE。あれはとてもよいロボットだ。なんでこんな無機質な見た目なのに人間味溢れてるんだ。正直度90%とか、最後のユーモアの設定弄ってるシーンとか、数値化しているはずなのに人よりも人っぽい感じがして大好きでした。あの変形もたまらなくかっこいいし使用用途に最適化された動きをしていて滾りました。

 

 

総合すると、この映画はロボットに萌えてCGの宇宙を見てテンション爆上がりするための映画でした。でも、それだけだなぁ。これなら楽園追放見なおしたほうがいいよ。