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しがない学生の雑記

吐けども吐けども毒を吐く。

ハンバーグ定食(関西/某所)

出先でご飯 ポエム

はじめに

こんばんは.久しぶりに出先でご飯です.まだ2回目なのねこれ.

 

急にわけがわからない話をすると,私はそれなりに身バレを恐れている方で,基本的に親しすぎる人にこのブログを教えたくないという,なんだかよくわからない立場を取っています.たとえば研究室のメンバーとか,家族とか,そういう人にバレるのはマズいし,かと言って,例えばインターン先で会う人とか,当分リアルタイムで会えないような人とかには教えても大丈夫だと思っています.

 

それで,今回の「出先」は完全に身バレに結びつく情報がガッツリ含まれているので,今回は食べたお店は紹介できません.故にタイトルも(関西/某所)とさせていただきます.

というか,冷静に考えていただければわかると思うんですが,だったら記事にするなよって話じゃないですか.ただ,今回は本当に強烈に関西の素晴らしいお店に遭遇したので,これを文章化しないなんてことはできないと思ったのです.故に,今こうして記事にしているわけです.こんなんでどこまで伝えられるか分かりませんが,まぁ頑張ります.

 

では,以下本編.

 

 

 

ここ数日,本当に昼飯のクオリティが低すぎてげんなりしている.まぁ,学生相手に無料で出すお弁当にお金をかけるわけもないから,そこに期待するのもおかしな話だと思う.とは言え,とは言え,圧倒的作りおき感といい,その冷めっぷりといい(これは温度的にも,気持ち的にも言えることだが),はっきりいって美味しくない.こうなると会場から抜け出して何か美味い飯が食いたい.普段の節約はこういう場所で使いたいものだ.出先の昼飯ぐらい,うまいものが食いたい.

 

こうなるとすぐに検索をかける.最近の食べログは酷いのでRettyを使うと,それなりに良さそうな定食屋が出てきた.関西の小さな,老夫婦がやっている,カウンターだけの小さなお店だそう.現在地から歩いて15分というのが少しネックだったが,その評判につられて行くだけ行ってみることに.

 

 

オフィス街から数本離れた路地へ,場違いな学生がGoogleマップをみながらフラフラ歩いていく.

 

店に到着する50mぐらい前から,なんか人がいるのがわかる.マジかよと思いつつ近づくと,やっぱりその店.時間は12時半も過ぎたころ,要するに,そろそろお昼休みも終わる時間なのだから空来始めるだろうと思ったのだが,これが10人ぐらい並んでいる.

 

ここまで歩いてきて帰るのも少し腹立たしいので,後ろに並ぶ.オフィス街なのでまわりはリーマンばっかり.明らかに私が浮いているが,そんなことどうでも良くなるぐらいに店が美味そう.外から覗き見るだけでも,圧倒的に出来上がった洋食屋だとわかる.

 

オレンジ色のランプに少し塗装がはげたカウンター.そこに横一列にリーマンがズラッと座ってハンバーグを食ったり,隣のリーマンと会話したり.そしてカウンターの中の店主と思しきおじいさんとおばあさん,あんまりしゃべらないおじいさんと,接客でよく喋るおばあさんがとにかくにこやか.そこでみんなが交わす快活な関西弁がまたいい感じ.でかい声で「ごちそうさま」「ありがとう」「おおきに」「ほんますまんな」(もちろん全部関西なまり)と挨拶を交わしているのは,なんだろう,圧倒的関西感で本当の関西を感じる,とでもいうのだろうか.

言いたいことが伝わるかわからないが,少なくともいいたいのは,この店はまちがいなく関西にあって,みんな暖かくて,そして絶対に美味い飯が出てくるのが伝わってくる.

 

そのまま10分も待つと店内に入るよう促され,奥の方のカウンターへ.席へつくなりおばあさんの方が「ハンバーグやろ?」とにこやかな笑顔で注文を聞いてくる.とりあえず笑顔で頷いておく.みんなハンバーグ食ってるし,この回転率を維持するためにもこの聞き方なのかな?とおもったり.

 

そのまま待つこと10分ほど.特にやることもないのでぼうっとしていると,隣のリーマン連中とおばあさんがなにやら話をするので,ちょっと聞かせてもらう.なにやら同席したカウンターのリーマン達はだいぶ前から常連らしく,おばあさんと「孫がどう」とか,「息子がどう」とか,いかにも常連と店主の会話をしはじめた.外から見た雰囲気といい中身で行われる会話といい,なにかステレオタイプなものを感じるレベルでできた洋食屋である.

 

そんな聞き耳を立てている間に私のハンバーグ定食がするりとカウンターから目の前へ.

 

もう,驚くほどに美味そうである.茶色のなんだかよくわからないソース(しかし美味そう),完全に流動体のチーズに覆われたハンバーグ(明らかに美味い),そこに持っている付け合せ(付け合せを言うとやはり店バレしそうなので伏せておくが,こんもり盛られていてこれだけで一品になるのではないかと思うほど).もう,見るだけで美味いのが分かる.まわりをみると箸しか無いようなので,郷に入れば郷に従えの精神で,箸でハンバーグを一口大に崩して口へ.

 

美味い.ハンバーグは想像以上に外がカリカリに焼かれていて,噛む度に程よい硬さの食感が楽しめて良いし,中の肉は,肉汁がドバドバというわけではないが,代わりに肉を食っている感じが凄い.おれは今ひき肉を焼いたハンバーグとかいう,なんかとりあえず,肉を食っているんだと思うぐらいに肉.ハンバーグ自体の厚さが多分2cmはあることもあるんだろうけど,とにかく一口が楽しい.乗っかっているチーズの濃厚な感じといい,そこにかかったソースといい,最高に楽しい.

 

この手の食べ物は断面から肉汁が出ればそれでいいと思っていた節があったが,今回のハンバーグを食うに,肉汁だらけの食い物はそれはそれで下品なのではないかと思いはじめた.噛んで口の中で「私は今,肉を咀嚼しています」と確実に言える状況を体験すると,価値観が変わる.少なくとも別種の楽しみがあることが分かる.

 

 

そのまま一心不乱に肉を食らっていたらいつの間にか鉄板が空になっていた.どこぞのネットスラング(というより漫画のネタ)みたいになっていたが,ほんとうにわけが分からん.とりあえず幸せだったことは分かる.そのままおばあさんにお金を渡して店外へ.この時の「ありがとう,おおきに」の声がまた良い.美味い飯が更に美味くなった瞬間.

 

店の外に出ると,まだ数人並んでいた.まぁ,これなら並ぶのも分からなくない.というか,並んでしまうよなぁ,これは.近くにこんな楽しい店あったら,週2とまでは行かなくても,週1ぐらいで通っちゃう自信がある.常連になっておばあさんとしょうもない話がしたくなる.

 

そのまま元いた場所へ戻るときも,やっぱり幸せ.美味い飯を食った後は本当に気分が良い.将来の職場はこういう店の近くがいいな.こういう店があるというだけで福利厚生になりえる.就職活動にへんな軸が増えて,なおさら働き口が選びづらくなってしまった気がしたが,まぁ楽しかったんだからよしということで.

 

 

 

 

おわりに

この記事書いてたら腹減って死にそうなんですけどほんとどうしよう…….

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