しがない学生の雑記

吐けども吐けども毒を吐く。

PS3版METAL GEAR ONLINEが如何に良いゲームだったかを振り返る

f:id:zyusou:20141207110411j:plain

引用元 ― MGO2とは? - MGS4&MGO攻略 Wiki*

はじめに

 

こんばんは。

 

つい先日、メタルギアシリーズの最新作であるMGSⅤ:TPPにMETAL GEAR ONLINE(以降MGOとします)が収録されることが発表されました。

 


(公式) METAL GEAR ONLINE - WORLD PREMIERE TRAILER | KONAMI (JP) - YouTube

 

PS3版MGOを遊んでいた身としては楽しみで仕方がありません。コジプロ信者としてはどう考えても約束された神ゲーにしか見えないのです。

 

しかし、MGOってそもそもどんなゲームなの?って人もいると思います。そこで今日は、MGOがどんなゲームだったかを振り返りたいと思います。今回取り上げるのは俗にいうMGO2、PS3版のものです。私のバイアスがものすごくかかっているのであしからず。

 

概要

 


Metal Gear Online Trailer (PS3) - YouTube

 

MGOが発売されたのは2008年6月12日、MGS4に収録される形での発売となりました。ゲームそのもののジャンルはTPSなんですが、ゲーム本編であるMGS4の設定をオンラインのシステムに取り入れている点が特徴的な一作でした。

 

トレーラーを見て頂ければわかる通り、チーム戦での連携がこのゲームの醍醐味です。MGS4の設定でSOPシステムというものが存在しているのですが(Connectedとか言って青いなんかが出たと思います)、これは兵士同士がナノマシンでつながることで様々な情報を共有できるというもの。

 

実際にゲーム内でも、敵がどちら方向にいるかを味方に知らせることが出来ましたし、味方が気絶、死亡、エロ本に引っかかった位置も分かります。

 

こんな仕様なので、他のゲームに比べてチームで戦っている感が凄いゲームです。戦った後のスコア確認画面で敬礼しあったりチャット飛ばし合ったりして労い合うのは、MGSのラストではないですが、スポーツを1試合終えたような清々しい快感がありました。

 

チャットシステム

連携を取ると言いましたが、そもそもTPSのようなゲームをしている時にキーボードでチャットを打つのはいくらなんでも限界がありますよね。そのためにMGOではコントローラ操作でチャットを送ることができるプリセット無線システムが存在していました。

 

これは簡単に言うと、セレクトボタン → 十字キー の組み合わせで予めセットしておいた無線を送信することができるというもの。この無線というのは、画面上に文字として表示されるだけでなく、ボイスが再生されます。

 

こいつがまぁとても便利。ミスった時に謝ってもいいし、めちゃくちゃうまい人がいた時に褒めてもいいし、課金して無線の種類を増やせばネタゼリフも沢山使うことが出来ます。よくわからないけど「らりるれろ」とか、「ゴーゴーゴー」とか連呼しまくっていたのを覚えています。

 

ほかにも、無線の内容を出せるものとして、キーボードのファンクションキーに予め無線を割り当てておくという方法もあります。ちなみにこのキーは無線以外に自分で打った文章を割り当てることもできるので、いろいろ仕込んでおくができてとっても楽しめました。

 

 

レベルシステム

私が遊んだオンラインゲームってそんなに対して数が多いわけではないんですが、私が思うにMGOのレベルシステムによるプレイヤーの振り分けは最強だったと思います。

 

MGOでは自分が使用しているプレイヤーキャラクターにレベルがあって、そのレベルに基づいてマッチングできる相手に制限があります。FPSなんかでは初心者が上級者にボッコボコにされることが日常茶飯事なわけですが、MGOにおいては、ID作り直しの初心者狩りがいない限りはそのような事はありません。

 

レベルに基づいてマッチングするオートマッチングという仕組みもありますし、レベルごとに分けられたサーバに接続して対戦することもできるので、基本的にちょうどいいぐらいの相手と対戦をすることができるのです。このシステムがあったおかげでゲーム下手の私でもいつまでも楽しく遊ぶことが出来ました。

 

とは言うものの、公式戦と言って毎週数回行われる対戦会ではこのシステムは完全に無視してマッチングされるので、やっぱりボコボコにされるときはボコボコにされます。

 

 

プレイヤーカスタマイズシステム

先日発売されたCoD:AWでもあるようなプレイヤーのカスタマイズがMGOには初期の段階から実装されていました。今思うとかなり先進的なシステムだったんだと思います。

 

プレイヤーは対戦をして貰えるポイント(だったとおもいます)を使って装備を購入して、自分のプレイヤーキャラクターを着替えさせる事ができます。

 

この装備というのがなかなかに多種多様で、ゴーグルやヘルメット、パンツ、グローブなどはもちろんのこと、ギリースーツ、フェイスペイント、ビキニまで存在していました。サイレントヒルのロビー君のかぶりものダンボーを頭にかぶることが出来ます。

 

こんな仕様なのでみんなそれぞれの装備で戦っていました。全身緑に緑のフルフェイスヘルメットを装備したグリーンピースマンとか今でも覚えています。めっちゃM4が上手かった。

 

個人的にはビキニ+ギリースーツ足+ポニーテールの組み合わせがものすごい好きでした。あの頃(中学生)から女性の趣味は固まっていたのかもしれません。

 

 

唯一の欠点は「プレーヤー」

そんなわけでものすごくたのしいゲームだったMGOなんですが、唯一の欠点が存在していました。それはプレーヤー側の問題です。

というのも、俗にいうキッズな方々が各所で暴れまわっており、マナーもへったくれもなく味方を乱射して殺したり、チャットで氏ねだなんだと罵倒したり、死体に向かって射撃、敬礼など、それはそれは悲惨な状況でした。

 

運営もさすがにこれはひどいとマナーアップキャンペーンなどを打っていたのですが、完全に改善されることはなかったように感じました。

 

原因についてですが、MGOが収録されたMGS4自体が比較的安価になったこと(内容が内容だった。私は好きだけど。)、そして連携を取りやすいように様々なコミュニケーション手段を準備していたことが挙げられると思います。こればっかりは運営側の努力でなんとかなる問題でもないですからねぇ……。次回作ではぜひとも月額課金制度にしていただきたいなぁ、なんて思ってしまいます。

 

 

おわりに

こんな感じで軽くMGOのゲームシステムについて書いてみましたが、いかがだったでしょうか。結構私見に基づいて書いている駄文で申し訳ないんですけど(^_^;)

 

 


「METAL GEAR ONLINE」 エンドロール - YouTube

 

MGOの最後についてですが。MGOは本来のサービス終了予定よりも一年間も延長した2012年6月13日、発売から4年+1日後にサービスを終了しました。

 

その時の様子をTogetterにまとめてあります。ちなみに私がまとめました。


さよならMGO!~サービス終了の瞬間、その後の戦友たちのツイート~ - Togetterまとめ

 

如何にこのゲームが愛されていたかがよくわかると思います。本当に、本当に好きなゲームでした。

 

ちなみに4年+1日になった理由なんですが。

 

本来は発売からちょうど4年の2012年6月12日にサービス終了するはずだったんですが、最後の最後にユーザーが殺到しログインサーバーが陥落。結果としてもう一日だけサービスを続けるという、何とも愛にあふれた出来事があったからなんです。(インフラ整備している方々からしたら悲鳴を上げるものなんでしょうけど)

 

そんなMGOが帰ってくるんです。そんなもん、楽しみに決まってるじゃないですか。

 

MGSⅤの設定や武器を盛り込むので、さすがにSOPシステムみたいな連携は取れなくなるんでしょうが、どのようなゲームになっているかとても楽しみです。コジプロならやってくれると信じているぞ。

 

 

メタルギア オンライン(オンライン専用)

メタルギア オンライン(オンライン専用)

 

 

 

それでは、次の戦場で会いましょう。