高専専攻科のメリット・デメリットみたいな話を書きます
どーも。編入学負け組です。
最近高専関連でブログに来てくださっている方が多いみたいです。確かに高専自体が謎に包まれた機関みたいなところがありますからね。
ちょうど1年ぐらい前に書いた高専に関する記事はこちら。
現役高専5年生として、高専のメリット、デメリットを書いてみる - しがない学生の雑記
現役高専5年生として、高専の学費について書いてみる - しがない学生の雑記
自虐というか、高専disりが含まれてる記事もありますが(特に最後のやつ)、私はなんだかんだ言いつつも高専大好きですよ。やりたいことが決まっている学生には最高の教育機関だと思います。
で、今日は私の所属先でもある高専の専攻科という高専本科よりも更に謎めいた教育機関について適当に書いてみます。
今まで高専ネタで書いた記事って、本科生(高専1~5年課程の学生のこと)の頃に書いた記事だったので、専攻科の話って全然書けませんでした。今は高専専攻科歴半年ですからね、多少は役に立つことが書けると思います。多分。
そもそも専攻科とは
ざっくり言うと、高専卒業後に学士を取りたい学生のための教育機関です。大学3~4年生分を高専で勉強する、と思っていただくと分かりやすいと思います。
学士を取ると何が嬉しいか?なんですが、基本給が違います。本科卒業後に取得することが出来る「準学士」なので、専攻科に入って学士を取った方がお給料がいいです。大体の学生は学士取得 → 給料アップを目標にして進学しているように感じます。
専攻科のメリット
専攻科へ進学するメリットなんですが、先述した学士を取得できる、以外にもいくつかあります。
学費が安い
まず、学費が国立大学よりも圧倒的に安いです。年間およそ25万円程度で勉強できます。国立大の大体半分ぐらいの値段で学士が取れると考えれば十分進学するメリットと考えられますね。
同じ環境で勉強出来る
同じ先生から勉強を教えてもらえるとか、卒業研究をもう2年間ガッツリ行えるとか、そういう風に考えていただけると、メリットになる理由がお分かりいただけるかと思います。
就職活動が楽
高専生は何気に現場で求められていることを勉強していて、しかも安月給で雇用できるからと、企業から引く手あまたなのは皆さんご存知のとおり。これは専攻科生についても同様のようです。(といっても、給料は大卒と変わらないんですけどね。)
実際高専に来る求人票には、「本科生:***、***円、専攻科生***、***円」のように、本科の学生と一緒に求人が来るので、求人数が多くて就活が楽になるというのは多分本当だと思います。
専攻科のデメリット
説明が面倒
今まで見ていただいたように、なかなか複雑な立ち位置だし、何より世間に存在している人数が少ないので、まず説明をする必要があって面倒です。
変化がなくて楽しくない
変化を求めて国立大を志望していた私としては、専攻科はマンネリ感がすごくて楽しくないです。勉強している内容自体は、面白いと思うものがありますよ。でもね、小学生より長い間同じ学校にいくんですよ(本科5年+専攻科2年=7年)。そりゃ嫌にもなりますって。
やる気ない学生がいる(気がする)
あくまで私から見てですが、学士目当てで入学して、勉強する気が全然ない学生がいます。しかも専攻科は実践的ななんたらが目標なのでグループワークが多いんですよ。本科生時代もいましたけどね。
こんなもんです。なんとなーく専攻科のことが分かっていただけたでしょうか。何かあったらコメント頂ければ返せるかもしれません。
まぁ、ぶっちゃけちゃうと、大学行ったほうがいいです。
なんか、こういう本あるってのが、どうも嫌ですね。負の側面をもっと周知させた方がいいと思う。いいところもあるけどさ。